3581-002 法学特殊講義19(1・2限 車道校舎)



1.講義の目的


 コンピュータの普及に伴い、社会の至る所にコンピュータが入り込んできています。法律学とても例外ではありません。法律学とコンピュータの接点を探る「法律学とコンピュータ」という分野では、コンピュータを研究の”目的”とする方向と、コンピュータを研究の”手段”として活用する方向に二分できます。コンピュータ法学は、後者を守備範囲としています。つまり、法律の学習、研究にコンピュータの持つ有用な機能を積極的に取り入れ、効率的な学習・研究を行う環境を提供することを目的としています。そこで、コンピュータ法学(基礎)では、基礎編として、コンピュータの基本的な理論と操作、および法律学独自の活用方法について学んでいきます。コンピュータを活用した法律の学習方法の基礎を身につけるのが、この講義の目的です。

2.講義の内容


第1回 イントロダクション
第2回 コンピュータ法学(CaLS)の理論(基礎編)
第3回 エディタを使う
第4回 電子メールを使う
第5回 効率的な法律文書作成
第6回 法情報を集める@ CD−ROM編
第7回 法情報を集めるA ネットワーク編
第8回 法情報を加工する---正規表現入門
第9回 ワープロソフトを使いこなす
第10回 データベースソフトを使いこなす
第11回 表計算ソフトを使いこなす
第12回 インターネットを使いこなす

3.テキスト・参考書


 テキスト:伊藤博文『法律学のためのコンピュータ』日本評論社
 参考書: 参考書は随時講義中に紹介します。

4.履修者への要望


 本講義は、履修者一人に一台のコンピュータを使いながら進めます。よってコンピュータ教室の台数分の人数しか履修できません。ですから、履修希望者が多数の場合は何らかの方法による選別を行いますのであらかじめご了承下さい。この場合、(1)学習意欲の高い者、(2)コンピュータに関する基本操作を習得している者を優先させます。なぜならば、籤引き等で選ばれても”遅刻・欠席・予習をしない”という状態では、選にもれた人が可哀想です。また、コンピュータ操作の基本、例えばブラインドタッチのできない人はかなりのハンディを負うことになります。この講義では、コンピュータのキー操作といった基礎的な操作を説明するのに十分な時間を割けないからです。しかし一番求められるのは、学習意欲です。学習意欲さえあれば、コンピュータの基礎的操作などは簡単に身に付きます。
 以上の趣旨を理解して講義に臨んで下さい。なお質問等がありましたら、NIFTY-Serve:QFF02244@niftyserve.or.jpまでメールで問い合わせて下さい。