Syllabus


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<<概要>>
 コンピュータの普及に伴い、社会の至る所にコンピュータが入り込んできています。法律学とても例外ではありません。法律学とコンピュータの接点を探る「法律学とコンピュータ」という分野では、コンピュータを研究の”目的”とする方向と、コンピュータを研究の”手段”として活用する方向に二分できます。コンピュータ法学は、後者を守備範囲としています。つまり、法律の学習、研究にコンピュータの持つ有用な機能を積極的に取り入れ、効率的な学習・研究を行う環境を提供することを目的としています。そこで、コンピュータ法学(レベルI)では、基礎編として、コンピュータの基本的な理論と操作、および法律学独自の活用方法について学んでいきます。コンピュータを活用した法律の学習方法の基礎を身につけるのが、この講義の目標とするところです。
 また、この講義においては、さまざまな形で情報提供を行います。具体的には、この講義についてのホームページ(http://cals2.sozo2.ac.jp/cals/education/education.html)において、講義で紹介しきれない情報を補足的に提供します。また、講義用掲示板3限用(メッセージボード)(http://cals2.sozo2.ac.jp/bbs/bbsDoshishaST3/bbs.asp)、講義用掲示板4限用(メッセージボード)(http://cals2.sozo2.ac.jp/bbs/bbsDoshishaST4/bbs.asp)がありますので、講義への要望・質問を書き込んでいただき、受講者みなさんの意見・感想を次回の講義に反映させていきます。また、個別に質問・意見等があれば、電子メールhirofumi@sozo.ac.jpで質問していただければ、お答えします。


<<授業計画>>

授業回日付内容概要参照物教材チャンネル
第1回04月10日イントロダクション講義概略説明と基本操作Syllabusch10
第2回04月17日エディタを使う(1)エディタとは教科書p9-12ch1,2,6
第3回04月24日エディタを使う(2)効率的な法律文書作成環境を作る教科書p13-20ch1,2,6
第4回05月08日電子メールを使う電子メールの送受信教科書p21-25ch6
第5回05月15日インターネットを使う検索を使いこなす教科書p92-103ch9
第6回05月22日法情報を集める(1)法情報とはビデオch3
第7回05月29日法情報を集める(2)CD-ROM編教科書p53-60ch3
第8回06月05日法情報を集める(3)インターネット編教科書p172-174,参考文献3ch9
第9回06月12日法情報を加工する電子文字の特性を生かす教科書p26-34ch5
第10回06月19日ワープロソフトを使いこなすMicrosoft-Word2000の活用Assignment Mailch7,8
第11回06月26日表計算ソフトを使いこなすMicrosoft Excel2000の活用Assignment Mail,教科書p35-37ch7,8
第12回07月03日データを統合してレポートを作る電子文字の一元管理・操作ch7
第13回07月10日コンピュータ法学(CaLS)の理論
教科書p107-156,参考文献1




<<成績評価>>
 以下の3点から総合的に判断して成績評価します。
  A.学期末に提出するレポート(電子メールで提出)
  B.出席および受講態度
  C.講義中に出す課題


<<テキスト>>
 伊藤博文『法律学のためのコンピュータ』日本評論社(1997年) \2,900


<<参考文献>>
 1.伊藤博文『コンピュータ法学(CaLS)用教材Ver.4 [理論編]』非売品(2000年) 価格未定
 2.加賀山茂・松浦好治編『法情報学 ネットワーク時代の法学入門』有斐閣(1999年) \3,200+税
 3.指宿信・米丸恒治『法律学のためのインターネット2000』日本評論社(2000年) \3,800+税
 4.指宿信編著『インターネットで外国法』日本評論社(1998年) \2,800+税
 5.インターネット弁護士協議会『インターネット法学案内』(1998年) \2,400+税
  その他、講義中に適宜指示します。


<<履修者への要望>>
 ☆本講義は、履修者一人に一台のコンピュータを使いながら進めます。よってコンピュータ教室の台数分の人数しか履修できません。ですから、履修希望者が多数の場合は何らかの方法による選別を行いますのであらかじめご了承下さい。この場合、(1)学習意欲の高い者、(2)コンピュータに関する基本操作を習得している者を優先させます。なぜならば、籤引き等で選ばれても”遅刻・欠席・予習をしない”という状態では、選にもれた人が可哀想です。また、コンピュータ操作の基本、例えばブラインドタッチのできない人はかなりのハンディを負うことになります。この講義では、コンピュータのキー操作といった基礎的な操作を説明するのに十分な時間を割けないからです。しかし一番求められるのは、学習意欲です。学習意欲さえあれば、コンピュータの基礎的操作などは簡単に身に付きます。遅刻、欠席をしないでがんばりましょう。
 ☆また、講義履修者は、開講前に学術情報センター情報システム課で「電子メールのユーザーID」を申請しておき、開講時には電子メールが出せる状態にしておいてください。
 ☆キーボードを見なくても文字が打てることをブラインドタッチができるといいます。ブラインドタッチができなくてもコンピュータ操作はできますが、是非この機にブラインドタッチをマスターしてください。ブラインドタッチを練習するソフトウェアもコンピュータにありますので、各自空き時間を利用して練習してください。
 ☆週に一度だけコンピュータとつきあうのでは、短期間に上達できません。講義の空き時間を見つけて、各自情報処理実習教室に来て練習してください。
 以上の趣旨を理解して講義に臨んで下さい。なお講義について質問等がありましたら、hirofumi@sozo.ac.jpまでメールで問い合わせて下さい。


<<オフィースアワー>>
 私が同志社大学田辺校地にいる時間は、以下の通りです。毎週火曜日13:00-16:45 KD106


<<履修者への情報>>
★情報1.Email Projectについて。
第一関門--日本人のボランティアからメールをもらおう!
 これまでの受講者および一般の方にボランティア(Email Trainer(ET)と呼びます)として協力していただき、皆さんの電子メールを出す能力をテストします。皆さんが、ET宛にメールを出して、それに返事を書いてくれます。ただし、ETは、読んで不快感を覚えるメール、つまらないメールには、一切返事をくれません。がんばって、読んでもらえるメールを書きましょう。返事がもらえると1ポイント成績に加算されます。
第二関門−−外国人のボランティアからメールをもらおう!
 第一関門をクリアできた方は、つぎのステップとして、英語で外国の法学部生宛にメールを出していただきます。要領は第一関門と同じです。返事がもらえると2ポイント成績に加算されます。
 こうした課題の意図は、きちんと目的の場所にメールが送られるということと、ネチケットを守り人に迷惑をかけないで情報が送らるという能力を身に付けて欲しいからです。ETについては、後ほど詳しく連絡します。

★情報2.この講義のIDとパスワードは、*************です。講義の始まりに各自でコンピュータにログインしてください。ここにログインできると、講義用の資料や教材がコンピュータ上で見ることができます。講義に必要な情報はすべて、講義用ホームページで公開します。また、必要なデータもライブラリから入手できますので、各自フロッピーを持参してきてコピーしていただいて結構です。このホームページは講義用のものですので、インターネット上に公開されているものではありません。

★情報3.レポートや質問の宛先は、*****@****.doshisha.ac.jpです。各講義ごとに異なりますので、各自で確認してください。

★情報4.緊急時の連絡は、hirofumi@sozo.ac.jpです。私は毎日メールをチェックしていますので、電話より確実に連絡が取れます。

★情報5.この特殊講義(コンピュータ法学(CaLS))は、2001年度春学期、田辺校地で火曜3・4限にレベル1を、秋学期、今出川校地で火曜3限にレベル1、4限にレベル2を開講します。レベル2を受講するには、レベル1での履修が必要です。



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