Syllabus


35・36


<<概要>>
 コンピュータの普及に伴い、社会の至る所にコンピュータが入り込んできています。法律学とても例外ではありません。法律学とコンピュータの接点を探る「法律学とコンピュータ」という分野では、コンピュータを研究の”目的”とする方向と、コンピュータを研究の”手段”として活用する方向に二分できます。コンピュータ法学は、後者を守備範囲としています。つまり、法律の学習、研究にコンピュータの持つ有用な機能を積極的に取り入れ、効率的な学習・研究を行う環境を提供することを目的としています。そこで、コンピュータ法学(レベルI)では、基礎編として、コンピュータの基本的な理論と操作、および法律学独自の活用方法について学んでいきます。コンピュータを活用した法律の学習方法の基礎を身につけるのが、この講義の目標とするところです。
 また、この講義では、以下の3つの形で補足的な情報の提供を行います。A.この講義についてのホームページ(http://cals2.sozo2.ac.jp/education/education.html)において、講義で紹介しきれない情報を補足的に提供します。B.3限講義用の掲示板(メッセージボード)(http://cals2.sozo2.ac.jp/bbs/bbsDoshishaST3/bbs.asp)・4限講義用の掲示板(メッセージボード)(http://cals2.sozo2.ac.jp/bbs/bbsDoshishaST4/bbs.asp)がありますので、講義への要望・質問を書き込んでいただき、受講者みなさんの意見・感想を次回の講義に反映させていきます。C.受講者全員にメールで講義の補足説明や課題を連絡します。また、個別に質問・意見等があれば、電子メールhirofumi@sozo.ac.jpで質問していただければ、お答えします。



<<授業計画>>

授業回日付内容概要教材チャンネル
第1回04月15日イントロダクション講義概略説明と基本操作ch10
第2回04月22日電子メールを使う電子メールを使えるようにする。ch6
第3回05月06日エディタを使う(1)エディタを使った文書作成と処理ch1,2,6
第4回05月13日エディタを使う(2)効率的な法律文書作成環境を作るch1,2,6
第5回05月20日インターネットを使う情報検索と情報の保存ch9
第6回06月03日法情報を集める(1)法情報とは何かを各媒体ごとに説明ch3
第7回06月10日法情報を集める(2)インターネット上の法情報の説明と実習ch3
第8回06月17日法情報を集める(3)オンライン判例検索と実習ch9
第9回06月24日法情報を加工する電子文字の特性を生かした法情報データ加工を学ぶch5
第10回07月01日ワープロソフトを使いこなすMicrosoft-Word2000の基本操作学習と法律文書作成ch7,8
第11回07月08日表計算ソフトを使いこなすMicrosoft Excel2000の基本操作とデータ処理手法活用を学ぶch7,8
第12回07月15日プレゼンテーションソフトを使いこなすMicrosoft PowerPoint2000の基本操作と活用方法を学ぶch7




<<成績評価>>
 以下の3点から総合的に判断して成績評価します。
  A.学期末に提出するレポート(電子メールで提出)
  B.出席および受講態度
  C.講義中に出す課題


<<テキスト>>
 伊藤博文『コンピュータ法学(CaLS)用教材Ver.4 [理論編]』(2000年) 同志社生協書籍部にて販売


<<参考文献>>
 1. いしかわまりこ・村井のり子・藤井康子『リーガル・リサーチ』日本評論社(2003年) \1,400+税
 2. 伊藤博文『法律学のためのコンピュータ』日本評論社(1997年) \2,900
 3. 加賀山茂・松浦好治編『法情報学 ネットワーク時代の法学入門[第2版]』(有斐閣、2002年) \3,300+税
 4. 指宿信・米丸恒治『法律学のためのインターネット2000』日本評論社(2000年) \3,800+税
 5. 指宿信編著『インターネットで外国法』日本評論社(1998年) \2,800+税
  その他、講義中に適宜指示します。


<<履修者への要望>>
 ☆本講義は、履修者一人に一台のコンピュータを使いながら進めます。よってコンピュータ教室の台数分の人数しか履修できません。ですから、履修希望者が多数の場合は何らかの方法による選別を行いますのであらかじめご了承下さい。この場合、(1)学習意欲の高い者、(2)コンピュータに関する基本操作を習得している者を優先させます。なぜならば、籤引き等で選ばれても”遅刻・欠席・予習をしない”という状態では、選にもれた人が可哀想です。また、コンピュータ操作の基本、例えばブラインドタッチのできない人はかなりのハンディを負うことになります。この講義では、コンピュータのキー操作といった基礎的な操作を説明するのに十分な時間を割けないからです。しかし一番求められるのは、学習意欲です。学習意欲さえあれば、コンピュータの基礎的操作などは簡単に身に付きます。遅刻、欠席をしないでがんばりましょう。
 ☆また、講義履修者は、開講前に学術情報センター情報システム課で「電子メールのユーザーID」を申請しておき、開講時には電子メールが出せる状態にしておいてください。
 ☆キーボードを見なくても文字が打てることをブラインドタッチができるといいます。ブラインドタッチができなくてもコンピュータ操作はできますが、是非この機にブラインドタッチをマスターしてください。ブラインドタッチを練習するソフトウェアもコンピュータにありますので、各自空き時間を利用して練習してください。
 ☆週に一度だけコンピュータとつきあうのでは、短期間に上達できません。講義の空き時間を見つけて、各自情報処理実習教室に来て練習してください。
 以上の趣旨を理解して講義に臨んで下さい。なお講義について質問等がありましたら、hirofumi@sozo.ac.jpまでメールで問い合わせて下さい。


<<オフィースアワー>>
 私が同志社大学京田辺校地にいる時間は、以下の通りです。毎週火曜日13:00-16:45


<<履修者への情報>>
★情報1.Email Projectについて。
第一関門--日本人のボランティアからメールをもらおう!
 これまでの受講者および一般の方にボランティア(Email Trainer(ET)と呼びます)として協力していただき、皆さんの電子メールを出す能力をテストします。皆さんが、ET宛にメールを出して、それに返事を書いてくれます。ただし、ETは、読んで不快感を覚えるメール、つまらないメールには、一切返事をくれません。がんばって、読んでもらえるメールを書きましょう。返事がもらえると1ポイント成績に加算されます。
第二関門−−外国人のボランティアからメールをもらおう!
 第一関門をクリアできた方は、つぎのステップとして、英語で外国の法学部生宛にメールを出していただきます。要領は第一関門と同じです。返事がもらえると2ポイント成績に加算されます。
 こうした課題の意図は、きちんと目的の場所にメールが送られるということと、ネチケットを守り人に迷惑をかけないで情報が送らるという能力を身に付けて欲しいからです。ETについては、後ほど詳しく連絡します。

★情報2.この講義のIDとパスワードは、*************です。講義の始まりに各自でコンピュータにログインしてください。ここにログインできると、講義用の資料や教材がコンピュータ上で見ることができます。講義に必要な情報はすべて、講義用ホームページで公開します。また、必要なデータもライブラリから入手できますので、各自フロッピーを持参してきてコピーしていただいて結構です。このホームページは講義用のものですので、インターネット上に公開されているものではありません。

★情報3.レポートや質問の宛先は、*****@mail.doshisha.ac.jpです。各講義ごとに異なりますので、各自で確認してください。

★情報4.緊急時の連絡は、hirofumi@sozo.ac.jpです。私は毎日メールをチェックしていますので、電話より確実に連絡が取れます。



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