Syllabus

 

同志社大学法学部

 35805-026特殊講義(26)

 「コンピュータ法学(レベル1)」(CaLS at Doshisha Univ. Level 1)

      火曜日3限 13:15〜14:45 弘風館K21

1.講義の目的

 コンピュータの普及に伴い、社会の至る所にコンピュータが入り込んできています。法律学とても例外ではありません。法律学とコンピュータの接点を探る「法律学とコンピュータ」という分野では、コンピュータを研究の”目的”とする方向と、コンピュータを研究の”手段”として活用する方向に二分できます。コンピュータ法学は、後者を守備範囲としています。つまり、法律の学習、研究にコンピュータの持つ有用な機能を積極的に取り入れ、効率的な学習・研究を行う環境を提供することを目的としています。そこで、コンピュータ法学(レベル1)では、基礎編として、コンピュータの基本的な理論と操作、および法律学独自の活用方法について学んでいきます。コンピュータを活用した法律の学習方法の基礎を身につけるのが、この講義の目的です。

 

2.講義の内容(予定)

第1回  10月 6日 イントロダクション

第2回  10月13日 エディタを使う@ エディタとは--秀丸エディタ

第3回  10月20日 エディタを使うA 効率的な法律文書作成環境を作る

第4回  10月27日 電子メールを使う

第5回  11月10日 法情報を集める@ CD-ROM編

第6回  11月17日 インターネットを使う

第7回  11月24日 法情報を集めるA インターネット編

第8回  12月 1日 法情報を加工する--電子文字の特性を生かす

第9回  12月 8日 コンピュータ法学(CaLS)の理論(基礎編)

第10回 12月15日 ワープロソフトを使いこなす--MS-Word97

第11回 12月22日 表計算ソフトを使いこなす--MS-Excel97

第12回  1月12日 データを統合してレポートを作る

第13回  1月19日 予備

 

3.テキスト・参考書

 テキスト:伊藤博文『法律学のためのコンピュータ』日本評論社(1997) \2,900

       テキストは必ず購入してください。生協で購入できます。

 参考書: 参考書は随時講義中に紹介します。

      フロッピーディスクを毎回持参してきて下さい。

 

4.履修者への要望

 ☆本講義は、履修者一人に一台のコンピュータを使いながら進めます。よってコンピュータ教室の台数分の人数しか履修できません。ですから、履修希望者が多数の場合は何らかの方法による選別を行いますのであらかじめご了承下さい。この場合、(1)学習意欲の高い者、(2)コンピュータに関する基本操作を習得している者を優先させます。なぜならば、籤引き等で選ばれても”遅刻・欠席・予習をしない”という状態では、選にもれた人が可哀想です。また、コンピュータ操作の基本、例えばブラインドタッチのできない人はかなりのハンディを負うことになります。この講義では、コンピュータのキー操作といった基礎的な操作を説明するのに十分な時間を割けないからです。しかし一番求められるのは、学習意欲です。学習意欲さえあれば、コンピュータの基礎的操作などは簡単に身に付きます。遅刻、欠席をしないでがんばりましょう。

 ☆また、講義履修者は、開講前に学術情報センター情報システム課で「電子メールのユーザーID」を申請しておき、開講時には電子メールが出せる状態にしておいてください。

 ☆キーボードを見なくても文字が打てることをブラインドタッチができるといいます。ブラインドタッチができなくてもコンピュータ操作はできますが、是非この機にブラインドタッチをマスターしてください。ブラインドタッチを練習するソフトウェアもコンピュータにありますので、各自空き時間を利用して練習してください。

 ☆週に一度だけコンピュータとつきあうのでは、短期間に上達できません。講義の空き時間を見つけて、各自情報処理実習教室に来て練習してください。

 以上の趣旨を理解して講義に臨んで下さい。なお講義について質問等がありましたら、hirofumi@sozo.ac.jpまでメールで問い合わせて下さい。

 

5.オフィースアワー

 

 私が同志社大学今出川校地にいる時間は、以下の通りです。

    毎週火曜日  13:00〜16:45 弘風館K21

 

★情報1.Email Projectについて。

第一関門--日本人のボランティアからメールをもらおう!

 これまでの受講者および一般の方にボランティア(Email Trainer(ET)と呼びます)として協力していただき、皆さんの電子メールを出す能力をテストします。皆さんが、ET宛にメールを出して、それに返事を書いてくれます。ただし、ETは、読んで不快感を覚えるメール、つまらないメールには、一切返事をくれません。がんばって、読んでもらえるメールを書きましょう。返事がもらえると1ポイント成績に加算されます。

第二関門−−外国人のボランティアからメールをもらおう!

 第一関門をクリアできた方は、つぎのステップとして、英語で外国の法学部生宛にメールを出していただきます。要領は第一関門と同じです。返事がもらえると2ポイント成績に加算されます。

 こうした課題の意図は、きちんと目的の場所にメールが送られるということと、ネチケットを守り人に迷惑をかけないで情報が送らるという能力を身に付けて欲しいからです。ETについては、後ほど詳しく連絡します。

 

★情報2.この講義のIDとパスワードは、    です。講義の始まりに各自でコンピュータにログインしてください。ここにログインできると、講義用の資料や教材がコンピュータ上で見ることができます。講義に必要な情報はすべて、講義用ホームページで公開します。また、必要なデータもライブラリから入手できますので、各自フロッピーを持参してきてコピーしていただいて結構です。これらのデータは講義用のものですので、インターネット上に公開されておらず、イントラネットのみで提供する資料です。

 

★情報3.レポートや質問の宛先は、   です。

 

★情報4.緊急時の連絡は、   です。私は毎日メールをチェックしていますので、電話より確実に連絡が取れます。この講義のhttp://cals2.sozo2.ac.jp/education/education.htmlです。

 

★情報5.この特殊講義(コンピュータ法学(CaLS))は、1998年度春学期、田辺校地で火曜3・4限にレベル1を、秋学期、今出川校地で火曜3限にレベル1、4限にレベル2を開講しています。レベル2を受講するには、レベル1での履修が必要です。

豊橋創造大学短期大学部実務教育科助教授

伊藤博文(いとうひろふみ)