Syllabus

 

同志社大学法学部

 35805-027特殊講義(27)

 「コンピュータ法学(レベル2)」(CaLS at Doshisha Univ. Level 2)

      火曜日4限 15:00〜16:30 弘風館K21

 

1.講義の目的

 コンピュータの普及に伴い,社会の至る所にコンピュータが入り込んできています。法律学とても例外ではありません。法律学とコンピュータの接点を探る「法律学とコンピュータ」という分野では,コンピュータを研究の“目的”とする方向と,コンピュータを研究の“手段”として活用する方向に二分できます。コンピュータ法学は,後者を守備範囲としています。つまり,法律の学習,研究にコンピュータの持つ有用な機能を積極的に取り入れ,効率的な学習・研究を行う環境を提供することを目的としています。そこで,コンピュータ法学(レベル2)では,レベル1の応用編として,コンピュータの高度な操作,法律学独自の活用方法について学んでいきます。コンピュータを活用した高度な法律の学習方法を身につけ,講義終了時には各自がコンピュータを駆使して論文が作成できるようにするのが,この講義の目的です。

 

2.講義の内容(予定)

第1回  10月 6日 イントロダクション

第2回  10月13日 エディタの高度な利用

第3回  10月20日 電子メールの高度な利用

第4回  10月27日 判例検索と文献検索

第5回  11月10日 法情報を加工する…正規表現入門

第6回  11月17日 データコンバート

第7回  11月24日 判例検索データベースを作る

第8回  12月 1日 HTMLを使いこなす

第9回  12月 8日 ホームページを作る

第10回 12月15日 インターネット上の法情報を集める

第11回 12月22日 インターネットを使った情報収集とレポート作成

第12回  1月12日 コンピュータ法学(CaLS)の将来

第13回  1月19日 予備

 この講義内容はあくまでも目安です。レベル2では、受講者の要望に応じて講義内容を変えていきます。各自の学びたいトピックとかテーマをお知らせください。

 

3.テキスト・参考書

 テキスト:伊藤博文『法律学のためのコンピュータ』日本評論社(1997) \2,900

       テキストは必ず購入してください。生協で購入できます。

 参考書: 参考書は随時講義中に紹介します。

      フロッピーディスクを毎回持参してきて下さい。

 

4.履修者への要望

 ☆本講義は,コンピュータ法学(CaLS)レベル1(「I」もしくは「基礎」)を既に履修していることを前提として行われる講義ですので,レベル1(「I」もしくは「基礎」)を終了してから履修してください。また,本講義は,履修者一人に一台のコンピュータを使いながら進めます。よってコンピュータ教室の台数分の人数しか履修できません。ですから,履修希望者が多数の場合は何らかの方法による選別を行いますのであらかじめご了承下さい。この場合,(1)学習意欲,(2)コンピュータ法学(CaLS)レベル1(「I」もしくは「基礎」)での成績を考慮して,履修者選抜を行います。以上の趣旨を理解して講義に臨んで下さい。履修希望される方は予め,hirofumi@sozo.ac.jpまでメールで問い合わせて下さい。

 

5.オフィースアワー

 私が同志社大学今出川校地にいる時間は、以下の通りです。

    毎週火曜日  13:00〜16:45 弘風館K21

 

★情報1.Email Projectについて。

 もう既に、レベル1相当を履修された方は、Email Projectは、ご存じだと思います。そこで、今度は、あなた方が、EmailTrainerとして後輩を指導してあげることになります。あなたがコンピュータ初心者だったとき躓いた経験を踏まえて、後輩に教えてやってください。

 レベル1相当で、外国人のボランティア(ET)からメールをもらう経験はされたと思います。今度は、これをレベルアップして、外国人の法学生と一緒に法律について議論しましょう。ただ単なるメールのやりとりだけでなく、法律学についての問題点を比較法的な観点から議論してみましょう。

 

★情報2.この講義のIDとパスワードは、    です。講義の始まりに各自でコンピュータにログインしてください。ここにログインできると、講義用の資料や教材がコンピュータ上で見ることができます。講義に必要な情報はすべて、講義用ホームページで公開します。また、必要なデータもライブラリから入手できますので、各自フロッピーを持参してきてコピーしていただいて結構です。これらのデータは講義用のものですので、インターネット上に公開されているものではなく、イントラネット用のものです。

 

★情報3.レポートや質問の宛先は、

 

★情報4.緊急時の連絡は、 です。私は毎日メールをチェックしていますので、電話より確実に連絡が取れます。この講義のhttp://cals2.sozo2.ac.jp/education/education.htmlです。

 

★情報5.この特殊講義(コンピュータ法学(CaLS))は、1998年度春学期、田辺校地で火曜3・4限にレベル1を、秋学期、今出川校地で火曜3限にレベル1、4限にレベル2を開講しています。レベル2を受講するには、レベル1での履修が必要です。

豊橋創造大学短期大学部実務教育科助教授

伊藤博文(いとうひろふみ)