Syllabus
 
サイバー情報学   デイタイム 5限(16:30〜18:00)2単位 322番教室
 
1.教育目標
 
 コンピュータの普及に伴い、社会の至る所にコンピュータが入り込んできています。法律学とても例外ではありません。法律学の学習にもコンピュータを使う必要性は特に高まってきました。たとえば、インターネット上ではさまざまな法情報が提供されており、これらをうまく入手し処理する法情報処理能力が今の法学生には不可欠となっています。この講義では、インターネットに代表されるようなサイバースペース上での法情報をうまく処理する能力を身につけるための理論・技術をいくつか紹介しながら講義を進めていきたいと考えています。法律の学習・研究にコンピュータの持つ有用な機能を積極的に取り入れ、効率的な学習・研究を行い得る環境を作りあげるための情報を提供することを目的としています。
 
2.授業内容予定ですので変更する可能性大です。詳しくは講義用ホームページをご覧下さい。)
 
第1回 10月 2日 イントロダクション
 
    第一部 法情報
第2回 10月 9日 コンピュータを使った法情報収集
第3回 10月16日 インターネット上の法情報
第4回 10月23日 法情報検索と処理
 
    第二部 法とコンピュータ
第5回 10月30日 コンピュータ法学(CaLS)の理論
第6回 11月 5日 電子文字化と法律学
第7回 11月12日 法学教育とコンピュータ
第8回 11月19日 インターネットと法律研究
 
    第三部 サイバースペースと法
第9回 11月26日 高度情報化社会、コンピュータ社会、ネットワーク社会
第10回 12月 3日 歴史と未来予測
第11回 12月10日 インターネットの過去、現在そして未来
第12回 12月17日 サイバースペースでの法律問題
第13回 12月24日 法とテクノロジー
 
3.授業形態
 
 講義形式で行います。この講義においては、さまざまな形で情報提供を行います。具体的には、この講義についてのホームページ<http://cals2.sozo2.ac.jp/cals/education/meijo/Syllabus/CyberInformatics99F.html>において、講義で紹介しきれない情報を補足的に提供します。また、講義用の掲示板<http://cals2.sozo2.ac.jp/bbs/bbsMeijo/bbs.asp>がありますので、講義への要望・質問を書き込んでいただき、受講者みなさんの意見・感想を次回の講義に反映させていきます。また、個別に質問・意見等があれば、電子メール<hirofumi@sozo.ac.jp>で質問していただければ、お答えします。
 
1.評価方法
 
 学期末の筆記試験にて評価します。詳しくは講義中およびホームページで指示します。
 
5.テキスト・参考書
 
 テキスト:伊藤博文『法律学のためのコンピュータ』日本評論社(1997年) \2,900
 参考書:
  指宿信・米丸恒治『法律学のためのインターネット』日本評論社(1996年) \4,120
  指宿信編著『インターネットで外国法』日本評論社(1998年) \2,800+税
  インターネット弁護士協議会『インターネット法学案内』(1998年) \2,400+税
   その他、講義中に適宜指示します。
 
6.オフィス・アワーについて
 
 講義の内容およびそれに関連する事柄について質問があれば、いつでも気軽に質問して下さい。ただし、私が名城大学法学部に居る時間は、以下の通りです。メールでの質問を歓迎します。メールであれば確実に捕まりますし、返事も早いと思います。
       金曜日 16:00〜18:00
         E-mail:hirofumi@sozo.ac.jp  Homepage:http://cals2.sozo2.ac.jp