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 アメリカ合州国連邦最高裁判所の著名な判例を翻訳する



 アメリカ法を学ぶ者にとって判例を読むことは大変重要である。判例は、必要不可欠な法情報であり、これを読まずしてアメリカ法は理解できない。当然のこととして、アメリカ法を学ぶには、判例を原語である英語で読むことが要求される。この場合、アメリカ法を学び始めた学生などにとっては、判例全文を原語で読むことには多大な労力が必要とされ、また短時間に厖大な量の英文を読みこなすことが要求されるため、要約された教材などを利用して判例を読んだこととして、学習を終えてしまう傾向が強い。しかし、アメリカ法における判例のいくつかの全文を読みこなしてみると、中には学習教材の要約からでは拾いつくせない様々なニュアンスを含んでいるものがある。たとえば、裁判官が事件に対してどのような姿勢で取り組んでいるかとか、問題解決への意気込みとか被害者救済への思い入れ、事件の社会的影響をどのように考えているか等である。アメリカの判例は、日本のそれと異なり、言語として文体、表現においても優れたものがあり、読んでいて読者に感動すらもたらすものもある。これらは、より多くの人にぜひ読んでいただきたいものであると考える。
 私の稚拙な和訳が判例の持っている潜在的な魅力を半減させるのではという危惧感を抱きながらも、ここにこのような判例の翻訳を公表させていただくのは、より多くの方から間違いを指摘していただき修正し、より高度な和訳文とし、これからアメリカ法を学ぶ人たちへのわかりやすい教材となればとの考えに基づくものである。
 この邦語訳プロジェクトは、インターネット上で公開し、多くの人の目にとまるように心がけている。誤訳、日本語表現などについてご意見をたまわり、徐々に訳文の質を向上させていきたいと考えている次第である。


ご意見、ご要望、翻訳ミス、誤字・脱字などありましたら、PN0900掲示板へ書き込みいただけると幸いです。 ← 現在調整中ですので書き込みできません。

  1. Feist Publications v. Rural Telephone Service, 499 U.S. 340; 111 S.Ct. 1282(1991).  HTML  PDF
  2. Janet Reno, Attorney General of the United States, et al., v. American Civil Liberties Union et al., 521 U.S. 844; 117 S. Ct. 2329 (1997).  HTML  PDF
    • O'Connor, J. concurring in the judgment in part and dissenting in part.  HTML  PDF(上のPDFファイルと同じもの)
  3. Schenck v. U.S., 249 U.S. 47(1919).  HTML  PDF
  4. Time, Inc. v. Hill, 385 U.S. 374 (1967).  PDF
  5. Ashcroft v. American Civil Liberties Union, 124 S.Ct. 2783 (2004)  PDF
  6. New York Times v. Sullivan, 376 U.S. 254 (1964)  PDF

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