当法科大学院の教育理念は、建学の精神の柱である「地域貢献」を果たすために、この2点の実現に努めています。
法で権力を制御することにより国民の権利・自由の擁護を狙いとする原理であり、その担い手である法曹には不可欠の理念。
日常のさまざまな法律問題に関して身近に相談を受け、的確な助言、助力を与えられる法曹の姿を表わしたもの。
当法科大学院は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現するという使命に基づき、法の支配の担い手として質の高いサービスを地域に提供する「地域社会に貢献するローヤー」の養成を目指します。
市民生活から生じる法的諸問題に関して、身近で必要とされる法的サービスを提供する社会生活上の医師としてのローヤー。
グローバル化に対応して領域を拡大する企業活動に関連して生じる複雑多岐な国際的・国内的な法律問題について、専門的に適切なサービスを適用するローヤー。
このような教育理念・特色のもと、本補助事業では、地域法曹との連携による犯罪被害者支援のための新たな教育方法の開発と、地域への還元を目指すことを目的とし、下記の4つのプロジェクトを実施します。
上記「(1)導入教育プロジェクト」を実施し、来年度に実施する「(2)公判手続説明シナリオ作成プロジェクト」、「(3)公判手続説明実施プロジェクト」、「(4)犯罪被害者相談プロジェクト」に進むにあたっての基本的な知識を修得することを目指します。
平成19年度実施した「(1)導入教育プロジェクト」を踏まえ、「(2)公判手続説明シナリオ作成プロジェクト」、「(3)公判手続説明実施プロジェクト」、「(4)犯罪被害者相談プロジェクト」を実施し、最後に報告書を作成します。
法科大学院の教育方法・内容の開発・充実
2年
犯罪被害者支援による地域貢献プログラム
法務研究科 法務専攻
本プログラムは、地域法曹との連携による犯罪被害者支援のための新たな教育方法の開発と地域への還元を目的とし、以下の作業を連携協力して行なうことにより、院生に被害者の立場から刑事手続を概観させ、被害者支援の理論を構築し(実務と理論の架橋)、被害者に対する法的サービスにより、地域への還元を図ることができます。