「専門職大学院等教育推進プログラム」とは

「専門職大学院等教育推進プログラム」とは

専門職大学院等教育推進プログラム」は、高度専門職業人養成を行う専門職大学院や学校教員の養成を行う大学等において、理論と実務を架橋した実践的な教育方法等の開発・充実を行う優れた取組について、国公私を通じた競争的な環境の中で重点的に支援することによって、高等教育機関における高度専門職業人養成等の一層の充実を図ることを目的としています。

平成19年度より実施され、108件の申請のうち38件が選定(選定率35%)されています。

当法科大学院では、募集テーマ「法科大学院における教育方法・内容の開発・充実」に基き『犯罪被害者支援による地域貢献プログラム』を申請し、以下の審査基準をクリアして選定されるに至りました。

審査方針

  • 高度専門職業人養成の我が国のモデルとなること。
  • 共同の取組等によって成果の共有が図られること。
  • 関係団体や大学等と有効性の高い連携協力が図られていること。
  • 取組の経過や成果等情報提供が積極的に行われていること。

審査項目

1. 取組の内容及び実施計画

テーマ共通の観点
1- (1)
教育の質の向上を目的とする計画となっているか。
1- (2)
目標が具体的かつ明確に設定され、実現性が高く妥当なものとなっているか。
1- (3)
教員組織や教育課程等と見合う内容となっているか。
1- (4)
他の大学等との共同の取組を行う場合、大学等との間で緊密な連携が図られる体制となっているか。
1- (5)
2年間で一定の成果が見込まれる計画となっているか。

「法科大学院プログラム」での固有観点
  • 以下のいずれかに当てはまる内容であり、教育の質の向上につながる取組であるか。
    • 教育方法・内容の開発・充実を図り、全国の法科大学院に波及効果のある先導的な取組
    • 「FDの充実」、「自学自習サポート体制の整備」など、教育体制の質の向上における先導的な取組
    • 「展開・先端系科目」「実務基礎科目」における教育方法の充実など、個々の法科大学院の特徴を強化する取組。
    • 地域の独自性重視し、かつ教育効果の高い取組。

2. 取組の特色

テーマ共通の観点
2- (1)
既成概念にとらわれない先導的な取組であるか。
2- (2)
取組の内容は、教育の一層の質の向上を目指すための創意工夫を凝らしているものとなっているか。

3. 取組の有効性

テーマ共通の観点
3- (1)
取組の成果等が大きく発展することが見込まれ、大学における教育の質の向上につながるものであるか。
3- (2)
効果が取組を実施する大学のみに限定されるものではなく、同一分野をはじめとする多くの大学に波及するものであるか。
3- (3)
財政支援終了後も取組の成果等が効果的に活用される計画になっているか。

「法科大学院プログラム」での固有観点
(1)
法科大学院の教育上の目的と取組の整合性は図られているか。
(2)
法科大学院教育の現状に対し明確な問題意識を有し、それを解決できる効果が期待できる内容となっているか。
(3)
「1.取組の内容及び実施計画」の観点との関係において、以下のいずれかについて当てはまる取組となっているか。
  • 法科大学院全体の教育の質の向上を図るうえで極めて有効性が高く、共同の取組で実施するなど、成果が多数の法科大学院でも活用できる。
  • 特定分野の教育方法等の充実強化を図るうえで極めて有効性が高い。
  • 教育体制について、現状から飛躍的に質の向上が見込まれ、共同の取組で実施するなど、成果が多数の法科大学院でも活用できる。
  • 教育の充実と地域貢献の両立が図られている。

4. 関係団体等との連携

テーマ共通の観点
4- (1)
地方公共団体、関係団体及び企業など、外部の機関等との間において積極的な連携が図られているか。
「法科大学院プログラム」での固有観点
(1)
法曹界等との間において組織的にかつ機能的に連携が図られているか。
(2)
地域の独自性を重視した取組については、地方公共団体や地元の団体・企業との連携を図るなど、成果等の活用において地域に貢献するための方策が計画されているか。

5. 取組の経過や成果等に関する情報の提供方法

テーマ共通の観点
5- (1)
シンポジウム等の開催、ホームページや資料による積極的な情報の提供など、取組の経過や成果等の情報の公開について積極的かつ綿密に計画されているか。

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